デスクワーク中、気づけば手先や足先が冷たくなっている。厚着をしても芯から温まらない。夏場でも冷房のきいたオフィスで一日中震えている――そんな冷えの悩みは、体質だからと諦めがちですが、座りっぱなしの姿勢や筋肉量の少なさなど、日常の中に改善できる要因が隠れていることが多くあります。
デスクワークで冷えやすい理由
筋肉は体内で熱を作り出すと同時に、血液を送り出すポンプの役割も担っています。長時間座ったままでいると、特にふくらはぎの筋肉がほとんど動かず、手先や足先まで血液が十分に巡りにくくなります。運動不足で筋肉量が少ない人ほど、この影響を受けやすい傾向があります。

座ったままできる簡単な運動
1時間に1回、足首を大きく回す、つま先立ちを10回繰り返す、椅子に座ったまま膝を伸ばしてふくらはぎを軽く伸ばすといった動きを取り入れるだけで、滞りがちな血流を促せます。席を立つタイミングでの軽いストレッチも効果的です。
「三首」を温めるという考え方
首・手首・足首という「三首」は皮膚のすぐ下に太い血管が通っており、ここを温めると全身の血流が効率よく温まりやすいといわれています。デスクワーク中は、薄手のストールやレッグウォーマーで三首を意識的にカバーするだけでも体感が変わります。
飲み物・食べ物からも温める
冷たい飲み物ばかりを口にしていると、内臓から冷えを感じやすくなります。白湯や温かいお茶に置き換える、生姜やねぎといった体を温めるとされる食材を意識的に取り入れるといった工夫も、日々の積み重ねとして効果を発揮します。
服装は「重ね着」で調整する
厚手のものを1枚着るより、薄手のものを何枚か重ねる方が、空気の層ができて保温効果が高まります。オフィスの温度に合わせて脱ぎ着しやすい重ね着にしておくと、冷房の効きすぎにも柔軟に対応できます。
入浴のタイミングも工夫する
就寝前の入浴で体を温めておくと、その日の冷えを引きずりにくくなります。シャワーだけで済ませず、湯船に浸かる習慣を週に数回でも取り入れると、全身の血行が変わってきます。
締め付けの強い衣類にも注意
体を締め付けるきつい下着や靴下は、血流を妨げて冷えを悪化させることがあります。特に足先の冷えが気になる人は、ゆとりのあるサイズを選ぶことも見直しポイントの一つです。
貧血が隠れているケースもある
冷えとともに立ちくらみや疲れやすさを感じる場合、貧血が関係していることもあります。生活習慣の見直しで改善しない場合は、一度血液検査を受けてみるのも一つの選択肢です。
あわせて、眠りが浅いと感じる人へ。今夜からできる睡眠の質改善法もチェックしてみてください。
よくある質問
職場で靴下や膝掛けを使うのが難しい場合はどうすればいいですか?
足首を回す、つま先立ちをするなど、道具を使わずにできる軽い運動でも血行促進の効果が期待できます。
冷え対策は夏場でも必要ですか?
冷房の効いたオフィスでは夏でも体が冷えやすいため、季節を問わず意識しておくとよいでしょう。
まとめ
デスクワークによる冷えは、座りっぱなしによる血流の滞りが大きく関係しています。こまめな運動、三首を温める工夫、飲み物や服装の見直しを組み合わせることで、体質のせいと諦めていた冷えにも変化が期待できます。女性の冷えについては、女性の健康推進室ヘルスケアラボでも詳しく解説されています。
